


(メアリーが来たよ!)とか?

確かに、基本はそうなのですが、
疑問文以外で
大きく分けて2つの理由で、
英語の順番が変わることがあります。
そのことを倒置と言います。
今回はその倒置が起こる理由と例について
まとめていきたいと思います。

なぜ倒置が起こるのか?
情報の順番

英語は基本的に、
すでに知っている話(旧情報)から
まだ話されていない情報
(新情報)へと進んでいきます。
その順番が
と進んでいくときもあるのですが、
例えば、(その他)の部分を既に知っていたら、
という順番になるというわけです。

書き言葉でも話し言葉でも出てくるので、
知っておきましょう!
情報構造についての記事はこちら↓
気持ちの高ぶり

わかりやすく、日本語の例を紹介します!
例えば、
ありえない!
夏に雪が降るなんて!
という文を考えてみましょう。
文法的に考えると、元の文は
夏に雪が降るなんて
ありえない!
のはずですね。

日本語文法は考えたことなかったけど!
(↑この文も倒置です)
このように、思いついた言葉が先に口から出でしまう時に、倒置が起こります!
種類
よく見られる例を出していきます!
話題化

主語以外の語句を文頭に持って行く
移動です。
「~についての話なんだけどさ、」
という風に
会話の話題を出すときに使います。
(1) [The cafe] I usually go to t for writing blog.
(そのカフェはブログを書くために普段通っている場所だ。)

これは情報構造のパターンですね。

場所句

場所や方向を表す語句が来てから、
本文に入るパターンです。
小説などにあらわれることが多いです。
日本語でも「むかしむかしある所に」
という風に、
時間と場所が文頭に出ることがありますね。
(2) [On an island in the Orient] lived a man, Ushiwakamaru.
(東洋のある島に、牛若丸という男が住んでいた。)

この形式で使われる動詞は存在、出現、
消失を表す動詞になります。
また、最初に書いた
(3) [Here] comes Mary,
(ほら、メアリーが来たよ!)
という文も場所の移動を
表す移動になります。
こちらは急に人や乗り物などが現れたため、驚いて文頭に来たパターンです。
(4) [There] goes the last train.
(あぁ、最後の電車が出ちゃったよ)

目的語

動詞の目的語も感情の高ぶりで、
文頭に出ることもあります。
(5) [Really good service] they serves t at the cafe.
(本当に良いサービスなんだぜ、そのカフェは)
(1)の話題化と同じですが、
ちょっと意味が違うのに注意です!

否定句

never や only などの否定句が文頭に倒置されるパターンです。
ポイントは、否定句が倒置されると、その後に助動詞もついて行っちゃう点です。
(6) [Never] have I t heard such a story.
(そんな話聞いたことないぞ。)
(7) [Only then]did I realized how much he means to me.
(その時初めて、彼がどれほど大切な存在なのかがわかった。)

また、よく使う表現はこちらです。
Never 決して~ない
Seldom めったに~ない
under no circumstance どんな事情があっても
few ~はほとんどない
not 名詞 一つの…も~しない
only then その時初めて
no sooner ~するとすぐに
条件節の倒置

条件を表すifが省略されることがあります。
格式高い文で使われることが多いですが、
新聞で文字数を減らすために
使われることもあります!
(8) Had we t met sooner, we could have been couple.
(もっと早く会っていたら、付き合えていたかもしれないね。)

(8) の元の文は
です。
ifが消えたところに、hadが倒置しているので、(8)の順番になります!
まとめ

いかがだったでしょうか?
文法の中では結構ややこしい話なのですが、
会話や文の中でバンバン出てくるので書いてみました。
他にも補部、副詞、分詞、比較 の文なども
文頭に出るのですが、
代表的なものを挙げています。
・すでに言われた文(旧情報)から
順に話すから
・気持ちの高ぶりによって
文頭に語句がくるから
の2点が原因でしたね。
会話や文章の中で現れても焦らないように、
どの部分が倒置されているかを考えて
判断しましょう!
以上です!
ここまで読んでいただき
ありがとうございます。
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コメント等があったら教えてください!

