
中学校で習う、目的語が2つ習う公式ですが、
目的語の順番が変わるのを覚えていますか?
実はこの順番が変わると意味が変わるんです!
英会話を勉強してたら細かいニュアンスとか気になると思うのですが、
大学生になって理解できたので
今回シェアしていきたいと思います!
少し高校生までの復習も書きながら説明していきますね!

目的語をとる動詞

何となーく聞いたことあると思いますが、
英語には目的語がいる動詞と
いらない動詞があります。

そうです!
例えばjumpは
(私は跳ねた)


一方、speakや、writeなどは
必ず目的語がいる動詞です。
無いと、
え?何を話すの?何を書くの?
ってなっちゃいます。
動詞の後に前置詞(inとか)がつかずに、
名詞があると目的語なので、
よかったら、文を見る時は注意してみてくださいね!
文の意味が通るのに、目的語がいくつ必要?
って言うのは言語の世界では大事になってきます!
二重目的語をとる動詞の一覧

さて、目的語の話をさらっとしてきたのですが、
タイトルにもある2つ目的語を取る動詞の話です!
(以下二重目的語とします)
言い換えると、2つの目的語が必要な動詞
となります!
高校までの知識を少し思い出してくださいね!
give 型動詞
授与:give, lend, pass, pay
送付:send, mail, ship, post
投与:throw, pitch, hurl, kick
伝達:tell, read, write
運搬:bring, take, carry, drag
give型の動詞はこんな感じです。
カテゴリに分けてみましたが
何か共通点が見えてきませんか?

そうです!give型って言うと分かりにくいですが、
「物が移動している動詞」と言えばわかりやすいですね。
前置詞にtoが来るのは、移動の目的地だからです!
送る「物」と送る「人」があるので
目的語が2つになります。
buy 型動詞
続いてbuy型です。
創造:make, build, cook, knit, bake
獲得:buy, get, find, steal, order, catch, earn
buy型の動詞は行為動詞
なので、実は目的語が1つでも2つでもOK
という動詞です!
(2) I bought a ring.
I bought her a ring
上のように「指輪を買った」
という文でもおかしくないですけど、
誰か人の為に「買ったり」「作ったり」
するので、もう1つ目的語があってもよい。
って感じです!

二重目的語の意味

さて、ここからが大学生以降の内容です!
例文を出しますね、
(ケンはユカに手紙を送った)
という文ですが、
に出来るって習ったと思います。
この(3)と(4)の細かいニュアンスの違いについて説明します!
結論から言うと、
(3)はYukaは手紙を受け取れていますが、
(4)は受け取れたかどうかは不明
という違いがあります。
これは、目的語は動詞の全体的な影響を受ける
という法則が関係しています!
逆に前置詞の後の名詞は、影響を一部しか受けません
この法則を知っておくと、
二重目的語に出来ない文も分かってきます
二重目的語に出来ない文
次の例文を見て下さい!
(5) ×I sent Tokyo a lettter.
(6) I sent a letter to Tokyo.
(5) はぱっと見でもちょっと変な文ですが、
文法的ではないです!
というのも、一枚手紙を送ったところで、
東京は全体的な影響を受けないからです!

二重目的語の解釈のまとめ
全体的な影響の話をしましたが、
最終的な二重目的語の意味について
言いますと、
二重目的語の文は
toを使う文は
forを使う文は
という感じになります。
(3) Ken sent Yuka a letter.
(ケンはユカに手紙を送った)
の文はユカが手紙を所有できている為、
受け取ったこというニュアンスを含み、
はただ送っただけ。という感じになりますね!

所有する。というのはちょっと分かりにくいですが、
長文などに出てきたら、考えてみてください!
このニュアンスの違いは情報構造も関係しています
情報構造についてはこちら
まとめ

いかがだったでしょうか?
中学・高校で習った二重目的語ですが、
実は奥が深いんです笑
再度公式を載せておくと
という事でした!
特に「所有する」という概念はおそらく
聞いたことなかったと思うので
頭の片隅に置いといてください!
それでは! この記事に関する感想、質問、コメント等があったら教えてくださいね。

