受動態を中学校で受動態(受け身形)
を習ったと思うのですが、
わざわざ受け身形にしなくても、
そのままでよくない??
って思ったことありませんか?
僕はあります。
そこで今日は
受動態がどんな時に使われるか
をみていきます。
最初は基本の公式等から書いていくので
飛ばし飛ばしで読んでみてください!
(公式等が頭に入っていたら、
目次の6から飛んで読んで見てください)
目次
公式
主語+be動詞+en分詞+(by 行為者)です。
実はこの分詞に「過去」の意味は
ないんです。
なので、言語学の世界では
現在分詞→ing分詞
と言ったり、単に分詞って
いうことがあります。
(言い方の問題なので、
そんなに気にしないでください)
受動態(受け身)とは?
受動態は(主語)が~される。
という意味です。
(その犬は私を噛んだ。)
という普通の文(能動態)では
the dog が主語なので犬目線です。
それに対して
受動態の文にすると
(私はその犬に噛まれました)
となり、私が主語なので私目線になります。
このように「犬が私を噛んだ」という
同じ現象であっても
見る視点によって文の形が変わります。
時制
時制とは、その文が
現在を表しているか
過去を表しているかを示すものです。
受動態の時制は
be動詞によって変わります。
この本はフランス語で書かれています。
(お客さんが来たとき前にドアのカギは開けられていた。)
(4)は過去の話だからbe動詞はwasだね!
受動態の否定文
受動態の否定文はbe動詞+not+過去分詞
の形で表されます。
意味は~されない、~されなかった。
となります。
(そのタオルは誰にも使われていませんでした。)
受動態の疑問文
受動態の疑問文は、他のbe動詞を使う文と
同じく、be動詞が文頭に移動します。
(この紙はその植物から作られていますか?)
be動詞は元々tの場所にあった
んですけど、
疑問文なので、文頭に移動しました。
答え方は
はいの場合→Yes, 主語 + be動詞
いいえの場合→No, 主語 + be動詞 +not
となります。
(6)の場合、
Yes, it, is.か
No, it’s not.
となります。
Whを使った受動態の疑問文
(どこでその写真は撮られましたか?)
元々の文は
ですね!
()の部分が文頭に動いて、be動詞wasも一緒に
文頭についていったというわけです。
受動態を使うパターン
行為をした人が明確ではない場合
あります!例えば
(その戦士は第二次世界大戦で殺されました。)
という文だと、戦士は誰に殺されたか
不明ですよね。
流れ弾で死んだかもしれないし、
味方の裏切りがあったのかもしれません。
なので、わからない主語は消して、
戦士を主語にしたわけですね!
文末に焦点を置きたいとき
(その車は少年に衝突した)
A boy was crashed by a car
(ある少年は車に衝突された)
現象は同じなのですが、
英文は後ろの方が大事なので
上の文は少年が大事で、
下の文は車の部分が
大事な情報になってきます。
そのため、強調したいことを変えたいときに受動態にします!
主語をぼやかすとき
問題です!
ある拍子に女性がドアノブが壊してしまい
それを見た男性が
別の人にドライバーを借りようとしています。
英語ネイティブの人は
どちらを使うでしょうか?
May I borrow a screwdriver?
May I borrow a screwdriver?
彼女のことが嫌いだったら、
そういうかもしれません。
ですが、普通彼女の責任をぼやかすために
(11)を使います。
ぼやかすことも出来ます!
文の流れを持たすとき
自然な語順を作る時に
受動態を使う時があります。
→The movie poster was printed at the company.
(昨日映画のポスターを発見しました→そのポスターはその会社で印刷されました)
(主語→動詞→目的語)→(主語→動詞)
という順番で文が続いていて
1文目の目的語と、2文目の主語が同じ movie posterなのでわかりやすいと思います、
もしこれが
→ The company printed the movie poster.
になったら、
(主語→動詞→目的語)→(主語→動詞→目的語)
となり、意味のつながりが
分かりにくくなります!
なので、文の流れが自然になる受動態を使った
というわけです!
どんな時に受動態を作れるか
とりあえず、
能動文の主語と目的語を
反対にしたら受動態になる。
気がするんですけど、
実は出来ないものも沢山あります。
受動態を作るために満たす必要がある
ルールをいくつか見ていきたいと
思います!
(1)主語がby以下の語句によって全体的に影響を受ける時
例文で説明します
(14) *The ocean is sailed by the ferry.
(その海はフェリーによって航行されています。)
(15) *The big shopping mall was visited by Tom.
(その大きなショッピングモールはトムによって訪れられました。)
確かに変な文だけど、何がおかしいって言うと言いにくいですよね。
「全体的に影響を受けているかどうか」
というところが重要になってきます。
(14)の文だと、海は一隻のフェリーに航行されても
全然、影響は受けていません。
(15)もショッピングモールにトムが入っても
全体的な影響は受けていません。
仮に全体に影響を与える例を考えてみます。
(14)だと、線路の上を電車が走っていたら
主語(train)がbyの後の語句(rail)に
影響を全て受けることになりますね。
(15)の場合、大人数で貸し切りにしたら
モールに全体的に
影響を与えることになります。
(2)話し手が、主語をどんなものかを表す
(16) I watched Titanic yesterday.
(私は昨日タイタニックを見ました。)
という能動文を受動態にすると
(17)*Titanic was watched by me
という文になります。
理由は「私」に見られたと言っても
一体どんな映画か分からないからです。
その代わりに、by million of people とか
based on true episode とか
を書いたらどんな映画か特徴づけられます!
(3)動作によって主語の状態が変化する。
上で使った例文を用いていきたいと思います!
(例文作るのが大変になったわけではないですよ。)
(9)の文は衝突された。という動作によって
少年はたぶん
怪我をしているので、
状態が変化しています!
同様に(11)もドアノブが壊されて状態が変わっていますね!
この条件も受動態を作るのに必要です!
まとめると、こんな感じです。
(1)受動態の主語が動作主によって全体的に影響を受ける時
(2)話し手が、主語をどんなものかを表す
(3)動作によって主語の状態が変化する。
この条件から、
(1)は必須 +(2)と(3)のいずれかを
満たせばOKということになります!
まとめ
いかがだったでしょうか?
受動態が出来る条件の話は
ちょっと難しかった
と思いますが、
あれ?これいけるかな?と思ったら
公式を振り返ってみてください。
変だと思ったら能動態で文が作れるか
試してみるのも
良いと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。この記事に関する感想、質問、コメント等があったら教えてくださいね。
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とても参考になりました。
特に条件の(1)は目からうろこでした。
1つだけ気づいた点があります。
(4)The door was unlocked before the guests arrive.
の ARRIVE は過去形の方がよろしいのではないかと思いました。
WAS も HAD BEEN とするとちょっとドラマチックな雰囲気を醸し出すような気がします。
今後も大いに勉強/活用させていただきます。
あ、そうですね。ご指摘ありがとうございます!
例文の誤りはたまにあるかもしれません。
よろしくお願いします。