

TOEICあるあるですが、最後まで問題が読み切れず、
時間が足りなくて最後は③ばっかり塗りつぶしたことないですか??

特に2016年に形式が変わって初めて受けた人は
「これ本当に時間内に解けるの?」
って思った人もいるでしょう!
実際僕も、ギリギリか、たまに足りなくなることがあるので
今回は単純に「読むスピードを上げる」ことにフォーカスして記事を書いてみます!

目次
TOEICの時間配分

まずTOEICのリーディングの時間は75分です。
その割合としては
part5(短文) 30問
part6(長文穴埋め) 16問
part7(長文読解) 54問
となります。

そう!受験者の実力を測るためには、少ない難しい問題ではなく
やや簡単な問題を大量に解かせることで差を作りだしています。
そんなことを踏まえて
各セクションの目標時間はこんな感じです
Part5&Part6: 20分
Part7 シングルパッセージ: 25分
Part7 ダブル&トリプルパッセージ: 30分
part5・6がもっと短縮できるに越したことはないですが、
目安です!
シングルパッセージというのは、
問題文が1つということです。
なので、問題文が2つ/3つある難しいダブル・トリプルパッセージに時間をかけていきたいという考えを頭に入れておいてください!
英文を読むスピードの目安

1分間に読める速さを表す指標をWPM(words per minute)と言います!
これを出すのには公式があって
次のようになります!
実際に数字を入れて考えてみると
例えば600語の文章を5分で読んだ場合、600語÷300秒×60=120wpmとなります。
120ってどんな数字?って言うと実は結構遅くて
120wpm÷60秒で1秒に2語しか読めていません。
今のTOEICのリーディングの問題を全問解くためには大体180~200WPMが必要らしいので
600語の文章だと、600語÷200秒(3分20秒)×60=180wpm
となります!
180wpm÷60秒で1秒に3語
を目安に読むスピードを上げて行きましょう!
Forbesによると
中学2年生 = 250
平均的な大学生 = 450
平均的な ハイレベルの管理職= 575
平均的な大学教授= 675
速読世界チャンピオン= 4,700
平均的な成人300
という感じなので

英語の読むスピードを上げる方法
英語の文章が遅い理由は大きく2つに分解できると思います。
①次に読み進められない
②確認で後ろに戻ってしまう。
この2つが積み重なって遅くなってしまうので
速く次に進んで、出来るだけ後ろに戻らない為の方法を考えていきます!
スラッシュリーディング
文章の間に / (スラッシュ)を入れて読んでいく方法です。
こんな感じです。
(1) I understand / that there is some inconvenience /for people.
(ご不便をおかけすると思います)
この効果としては
①英文の構造が理解しやすくなる
②帰り読みをしなくてよくなる
がありますが、
特に下のメリットが速読では大きいですね!
次の関係詞の文も見て下さい
(2) ①People / ②who live in the coastal areas /③are good / ④at fishing.
(沿岸に住んでいる人は釣りが上手い)
英語の関係代名詞を訳す時は
②→①→④→③って感じで
(沿岸に住んでいる)→(人々)→(釣りが)→(上手い)
って訳しがちですが、
それじゃ遅いので
(人々)→(沿岸に住んでいる)→(上手い)→(釣りが)
という順番で訳さずに進めていきましょ!

速音読
その名の通り、速く文を読む音読です!

と思っていたのですが、効果があったので
紹介します。
ただ速く読めばいいってわけじゃないので
順序を言いますと。
まずは、①文構造と意味を理解して
②ゆっくり音読して発音や、区切るところを確かめます。
意味も音も分かったら③速音読で何回も読んでみましょう!
本番は勿論声なんて出せないですが、
声を出した音読で速く読めると
黙読でも速く読めるようになります!
なのでまずは問題を解いて内容を確認した後
上に書いた180wpmを目指して何回か速音読してみましょう!
文法・単語理解
1回読んだものの、やっぱり意味を忘れて
確認で後ろに戻ってしまうことないですか?

この回数を出来るだけ減らす方法が
文法と単語知識の増加です!
一度読んだ英文を一定時間覚えておく能力のことを
リテンション能力というのですが、
文法と単語が分かっていないと、一度読んだ英語が覚えられず、リテンションが低くなります。

確かに、日本語の新聞とかだったら大体覚えてるね!!
速く読むためには、ゆっくりでも確実に読めるための文法・単語知識をつけておく必要があります!
サマライズする
先ほどのリテンション能力を上げるための練習法です!
サマライズ(summarize)とはsummary(要約)の動詞形です
なので、文章を読んでそれを英語で要約する。
という練習になります!
文の量にもよりますが、内容をそのまま書くのでは無く、
自分の言葉で英文を作成して作ってみましょう!
「要約する」という目的があるので、ただ読むより集中力が上がるので、
癖をつけておけば、本番でのリテンション能力があがります!

TOEICのリーディング解き方

part5
part5の問題は
関係詞
接続詞・前置詞
動詞
代名詞
数量詞
語彙
となっています。
30問を約10分(600秒)以下の時間で読みたいので
1問につき20秒弱で読みます。
全部20秒では無く、一瞬で解ける関係詞の問題は短く、
読む必要がある語彙問題に少し時間をかけてみましょう!

不安だったらpart5だけの問題集をやったらいいよ!
各問題の解き方はこちら
長文の読む順番
「設問から読むか本文から読むか」という問題があります。
僕、昔は設問をすべて読んでから本分を読む。
という形式を取っていましたが
IELTS講座を受けた時にスキミングという方法で本文から読むように言われたんです。

って思っていたのですが、
結局点数は伸びず6.0で終わりました。。(IELTSはそれ以降受けてません)
でも体感的に答えは「本質的なリーディング力(単語力と読むスピード)を上げて本文から読む」
という王道だということが分かりました。
TOEICで高得点を狙おうとしたら、上に挙げたリテンション能力を上げて、
本文→設問→本文 の順番でやってみてください!
解ける問題を見極める
基本的にはそんなに難しくない問題が多いTOEICですが、
難しい問題も存在します!
僕は個人的にメールやチャットは得意で、
資料系が出てくるとちょっと苦手です。。

そう、1問5点だとすると、長文1つ出来なくても25点マイナスで済みますが
途中で詰まって時間が足りなくなって4つ解けないと100点マイナスで
これだけで900点が不可能になってしまいます!
それだと本末転倒なので、
素直に難しい問題は飛ばしましょう!

まとめ

いかがでしょうか。
新形式に変わってからTOEICの時間が足りなくて困ることが多かったので、
対策をまとめてみました。
まずは各章でのスピードの目安を知って、
具体的に
・スラッシュリーディング
・速音読
・文法・単語理解
・サマライズ
の4つを紹介しました。
と言ってもすぐに上達することではないので、
地道に知識をつける&トレーニングで
毎日少しずつでも前進していきましょう!
それでは! この記事に関する感想、質問、コメント等があったら教えてくださいね。
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